認知訓練の一環で教材を使ってトレーニングをすることがあります。
では、実際にどんな訓練が行われるのでしょうか?
今回は認知訓練の教材の内容についてご紹介します。
▼パンチの使い方
穴あけパンチを使った訓練は、きちんと紙に穴を開けられるかをトレーニングします。
20枚程度の紙をセットしても、どれくらいまでハンドルを押せばいいかわからないため、穴を開けきれない可能性があります。
繰り返しやって徐々にコツを掴むことができます。
▼ハサミ・カッターの使い方
ハサミやカッターを使って、線に沿って切り取れるかをトレーニングします。
線に沿って切り取れないため、最初は線同士の間隔が広いものを使用し、だんだんと線の幅を狭めていきます。
線同士の間隔が広ければ、落ち着いて切り取ることができるので、作業が安定しないうちは間隔が広いものを使用しましょう。
▼ホチキス・クリップの使い方
数枚の紙を用意し、2?3枚程度の紙をまとめて左上にホチキスもしくはクリップをとめるトレーニングをします。
用紙を揃えられなかったり、用紙を持ちながらホチキスやクリップで止められないケースが想定されます。
複数の動きがあると上手く動作できないため、トレイ(自助具)を使えばスムーズにとめられます。
▼まとめ
今回は、認知訓練の教材の一部をご紹介しました。
他にも、テープやノリ、定規、電卓の使い方などがあります。
教材を使うときは、利用者様のできる範囲に合わせるようにしましょう。
当事業所は、
就労支援事業所です。
障害や重病を持っている方への職業訓練を行っているので必要な場合は、ぜひお気軽にご
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